高配当ETFで戦略的インデックス投資日記さんに興味深い記事があったので紹介します。

GPIFは高ROEより生活必需品セクターを重視するべき
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が投資するべき対象はJPX日経400ではなくグローバル生活必需品セクターである。


記事を要約すると、グローバル生活必需品 ETF(コード:KXI)は、
リターンもそこそこあって、リスク(ブレ幅)も比較的少ないから、安定運用が必要な年金資金にはぴったりの投資先だよ。
ということです。


業種別リスクリターン
S&P500の業種別リスクリターン
ですが、生活必需品セクターはリスクが低い割にリターンはそこそこあり、安定度の高い運用が見込めます。

また、エネルギーセクター最もリターンの高い業種ですが、その割にはリスクは高くなく、ここは有望な投資先と言えます。

生活必需品セクターとエネルギーセクターはバフェットの得意とするセクターであることも興味深いですね。







生活必需品セクター組み入れ銘柄

KXI

生活必需品セクターの組み入れ銘柄を見ると、日本人にも馴染みのある銘柄が多いですし、P&Gやコカコーラといったいわゆるバフェット銘柄と呼ばれるものもきちんと組み込まれています。

日本企業では、日本たばこが26位で最上位、30位にセブン&アイが続いています。
どこか1社くらいは世界トップ10に入って欲しいものです。


こうして組み入れ銘柄を俯瞰すると、株価の高低はともかく、どの企業も良い銘柄だよね、と言えるものばかりですね。
長期投資においては、こういった良い銘柄という視点は大事になってくるでしょう。

生活必需品セクターは、景気変動による業績のブレが比較的軽微であると予想されるので、気軽に外国株に投資したいと思っている人には、このETFへの投資は良いのではないかと思いました。


他にも、このETFには有名なKAPPAさんが最主力銘柄として投資をされています。

Portfolio as of June

エビデンス的にもばっちりのようです。