成長株で億万長者

未来のリーディングカンパニーを探し出して投資する! 目指すは成長株で億万長者


書評(その他)

日本の農業が必ず復活する45の理由

日本の農業が必ず復活する45の理由
著者:浅川 芳裕
出版社: 文藝春秋
価格:¥1,350
オススメ度:★★★(最高は★★★)


日本の農業の現実の姿を教えてくれる1冊です。

農業も政治・経済と同じく、一般的には常識と考えられていることの多くが、事実とは異なっています。

日本農業のポテンシャルは高く、やる気のある人が報われる社会を構築することで、世界と十分戦っていけることを、45個の理由から説明してくれます。

・高齢化は深刻ではない。
・嫁不足でもない。
・コメは畑で作る。
・花粉症に効くコメ。
・オランダはなぜ世界最強の農業王国なのか。
などなど。

特に印象に残ったのが、【フランスと日本の農業政策の比較】です。
フランスは農業を強くするべく、農家数の減少を図りました。
日本は農業を保護すべく、農家を守ろうとしました。


結果はフランスの圧勝で、
・農家の減少以上に雇用が生まれた。
・付加価値額は先進国で1位に。

農業も工業やサービス業と同じで、きちんとした市場競争に晒されてこそ、実力が付いてくるものです。
日本農業に必要なのは保護ではなく、公正な競争社会なんですね。

本書は真面目な話だけでなく、雑学の話も多く書かれているので、読み物としてもオススメです。
花粉症に効くコメが2020年に出る予定だよ、なんて話のネタにもなります。
評価は3つ星です!

2020年、日本が破綻する日

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2020年、日本が破綻する日
著者:小黒 一正
出版社:日本経済新聞出版社
価格:¥914
オススメ度:★★(最高は★★★)



刺激的なタイトルである。
しかし、本書の主題は日本破綻ではなく「世代間格差」である。

世界各国の経済成長率津と世代間不均衡を調査すると、世代間格差が経済成長に影響を及ぼすことがわかる。

最近はニュースでも世代間格差が取り上げられるようになったが、統計データにおいても日本は世代間格差が大きい。

この世代間格差を是正するための処方箋として、
・年金・医療・介護の保険料を事前に積み立てることによる負担先送りの防止(事前積立)
・一定の規制の下における医療の競争(管理競争)
・社会保障における日銀のような独立機関を設置し、世論の影響を受けない中長期的な政策の実行(世代間公平委員会)
といったことを提唱している。


本書を読むまで、世代間格差についてはあまり問題と思っていなかったが、世代間格差が経済成長に影響を及ぼすのであれば、しっかりとした対策を立てる必要がある。

昨日、エントリした経済・福祉対策ver.1.00では、
・相続税増税
・基礎年金の全額消費税方式化
・年金の事前積立
・子ども保険の創設
などを世代間格差の是正策と位置づけている。

これが潜水艦だ―海上自衛隊の最強兵器の本質と現実

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これが潜水艦だ―海上自衛隊の最強兵器の本質と現実
著者:中村 秀樹
出版社:光人社/価格:¥720
オススメ度:★★(最高は★★★)




「対水上戦は、航空機、水上艦をはるかにしのぐ能力を発揮できる。・・・それも雷撃という破壊力が桁違いの手段を用いることが出来るのである」


kor1005060904001-p1韓国海軍の哨戒艦が北朝鮮の潜水艇に魚雷攻撃を受けて沈没したことは記憶に新しい。



本書は海上自衛隊で潜水艦艦長をしていた中村氏が記した潜水艦マニュアルである。


潜水艦の戦い方から浮上や潜水の仕組み、または潜水艦での日常生活まで紹介しており、タイトルどおり潜水艦が分かる1冊に仕上がっている。

一番面白かったのは戦い方
音だけの情報で、どうやって敵の位置と速度、進路を把握するのか。


潜水艦は艦船に対して攻撃できるし、敵近くまで潜入しての核ミサイル発射も可能
潜水艦の持つ能力は極めて高い。


最近は尖閣諸島領有権で揉めているが、尖閣諸島防衛に潜水艦は大いに役立つであろう。

昨日書いた防衛・外交政策(案)の1つに【潜水艦増強】を入れたが、これは本書の影響が大なのである。

さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論-

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さらば、デフレ不況 -日本を救う最良の景気回復論―
著者:廣宮 孝信
出版社:彩図社/価格:¥1500
オススメ度:★★★(最高は★★★)




積極財政によるデフレ脱却を唱える廣宮氏が著者
本ブログでは「国債を刷れ!」に続く2冊目の紹介である。


前著と同じく、財政出動により内需を拡大し経済成長とデフレ脱却を目指す政策を提言している。
本書では財政出動への批判に対する反論が多数掲載されており、前著を補完する内容となっている。
長期金利上昇、1400兆円限界、貯蓄率低下、無税国家etc

また、マネタリーベースについても言及しており、リフレーションによるデフレ脱却も示唆している。

デフレ脱却策としては、財政出動、財政再建、セーフティネット拡充、構造改革(規制緩和)、リフレ政策といったものが提唱されている。
この中でリフレ政策については一度も実施されたことがない。

今の日本では財政出動、リフレ政策は反主流派に属すると思うが、これまで行ってきた財政再建や構造改革ではデフレ脱却はできなかった。


本書が示すような新しい政策を考える時期にきていることは確かで、新しい視点を持つために役立つ1冊である。

「国債を刷れ!」の方が政策提言は豊富で面白いが、リフレ政策のような新たな視点が追加されているため、セットで読むと面白い。

「不安」を「希望」に変える経済学

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「不安」を「希望」に変える経済学
著者:岩田 規久男
出版社:PHP研究所/価格:¥1575
オススメ度:★★★(最高は★★★)




リフレ派の論客として知られる経済学者の岩田教授
日銀の金融政策を批判し、リフレーション(緩やかなインフレ)によるデフレ脱却について述べた1冊


日本がデフレに陥っている主因は日銀の金融政策にあるとし、日銀の国債直接引き受けによるマネタリーベースの増加が必要であると説く。

また、潜在成長率を高めるために「需要創出型の構造改革」を提唱している。

本書で印象に残った提言に、
「成長分野は政府が決めることではない。」
を挙げたい。
成長分野は競争的な市場環境の下で市場で決めることであって、政府や官僚が決めることではないとする。
近年大きな問題になっている保育・介護にしても、これらの産業に規制があるため成長が妨げられているのであって、規制を撤廃する需要創出型の構造改革を行えば、あとは政府が首を突っ込まなくても市場原理により成長していくと指摘している。

また、本書では税制や福祉政策についても述べられている。
ベーシック・インカムの1種である「給付付き税額控除」の提案は興味をそそられた。


やや文章が堅く経済用語も解説なく出てくるので、決してやさしい読み物ではないが、経済学に沿ったデフレ対策に触れることができる貴重な1冊である。

岩田教授の他の著作も読んでみたい。

ルワンダ中央銀行総裁日記

ルワンダ中央銀行総裁日記
著者:服部 正也
出版社:中央公論新社/価格:¥1008
オススメ度:★★★(最高は★★★)



ルワンダに関する知識は、民族間対立による大虐殺があった国という認識しかない。

そのルワンダでかつて中央銀行総裁として、国家破綻と経済危機に奮闘した日本人の日記である。


様々な障害に苦労しつつも、通貨切下げ・税制改革・物価統制・農商業振興に力を尽くし、「アフリカ発展の模範例」と評される経済発展を成し遂げるのである。

ルワンダに住む外国人支援技術者が言う「ルワンダ人は無能」という言葉を鵜呑みにせず、実際にルワンダ人との交流を持つことにより、ルワンダ人の優れた能力や、ルワンダに合った施策を見つけていく。

他人の言葉ではなく、自身の目と足で情報収集することの大切さ再認識させられる。


また、本書を読むと「人」の重要さも痛感する。

当時のルワンダ人は政策能力は皆無に近かったが、「正直」「素直」であり、政府要職は国民の生活の安定と福祉の向上を第1に考える人達であった。
どんなに服部氏が努力したとしても、ルワンダ政府が努力をしていなければ経済改革は失敗していたであろう。

今の日本の現状を考えると、羨ましく思えてしまうところが情けない限りである。


文章には、事実の羅列のみの退屈な箇所が散在しているが、読み飛ばして問題ないので、どんどん読み進めて欲しい。

年金は本当にもらえるのか?

年金は本当にもらえるのか?
著者:鈴木 亘
出版社:筑摩書房/価格:¥819
オススメ度:★★(最高は★★★)



公的年金の問題点を洗い出した1冊

・100年安心プラン
・年金は最低でも2.3倍の得

といった厚生労働省が主張する年金制度の問題点を指摘しています。

例えば・・・
Q.100年安心プランは本当に安心なのか?
A.予想運用利回りは現実値と大きく剥離している。

Q.最低でも掛金の2.3倍貰える?
A.事業主負担分を含めると半分になってしまう。


その他にもいろいろな問題点を指摘しています。


ただ、著者が挙げる問題点を読んだ限りでは、100年安心プランの正否は重要だと思いましたが、後は別にどうでもいいのでは?と感じます。

現行制度が破綻無く実行できれば、100年安心なんですから。


著者は100年安心プラン反対派であり、独自の年金改革案をもっています。
それは、賦課方式から積立方式に変更する、というものです。
積立方式なら自分で掛けた年金を自分で受け取ることになるため、世代間負担は発生しません。

確かに年金不安の解決策の1つであると思いますが、方式の変更は混乱を招きますし、移行にも時間がかかります。
それよりは大貧困社会の駒村氏が主張する改革案が良いように思いました。


年金制度には肯定派(最新の経済と政治のニュースが世界一わかる本!)もいるので、肯定派反対派両方の意見を聞くことで、理解がより深まるでしょう。

最新の経済と政治のニュースが世界一わかる本!

最新の経済と政治のニュースが世界一わかる本!
著者:細野 真宏
出版社:文藝春秋/価格:¥1,260
オススメ度:★★★(最高は★★★)



はせきょう本屋さんでの立ち読みで、余りに読みやすかったので購入


年金と財政の2つにスポットを当て、図表を用いながらわかりやすく解説してくれます。
たぶん、これを読んで内容を理解できなければ、何を読んでも理解できないでしょう。


年金については、しっかり運営されているから大丈夫という主張

年金の仕組みを知る上ではベストな1冊といえます。

年金の政府シミュレーションにはそれぞれ賛成派、反対派がいますが、議論の基礎として年金制度を理解することはとても大切です。


財政については、正しい理解と攻めの増税が大事だと説いています。

特に攻めの増税は、増税=悪と捉えがちなマスコミからは出てこない話なので、目から鱗となる人は多いのではしょうか。


とにかく、すごく分かりやすいので、政治や経済の話はちょっと・・・という人にはぜひ読んでもらいたいです。

本書を読めば、日々のニュースに対する理解が高まりますし、マスコミが流す嘘にも気付くことができるようになります。


専守防衛──日本を支配する幻想

専守防衛──日本を支配する幻想
著者:清谷 信一
出版社:祥伝社/価格:¥798
オススメ度:★★(最高は★★★)



今ある装備と法律のままでは、尖閣諸島を奪われる!
という帯に惹かれ購入した1冊


「専守防衛」とは、
・本土防衛戦となり民間人に多数の死傷者が出る。
・戦術が極度の制限される不利な戦い方

という著者の主張にはなるほどと納得させられた。

スイスやスウェーデンなどの永世中立国はその中立性を守るため、徴兵制を敷き、建物は防弾仕様、地下には核シェルターを備え、国民一人一人が国防に努めているという。
平和は不断の努力なしでは守れないことが分かるエピソードであろう。

ソ連が崩壊したことにより北方の軍事的脅威は後退したが、中国や韓国、北朝鮮との間の諸問題は大きくなっている。
しかし、日本の島嶼防衛の現実は貧弱であることが現実であるという。
島嶼防衛には利用できない大型戦車を多数保有しているなど、装備品調達に対する問題も指摘している。

防衛に関する書籍の購入は初めてなのだが、日本の防衛には諸外国では考えられない多数の問題が横たわっていることを知ることができた。

われわれ日本人が気にする問題は、とかく経済・福祉に集中しがちであるが、考えてみるとこれらの問題は、日本の平和と独立が担保されているからこそ考えることができる問題なのである。

本書は、分量もそれほど多くなく、文章も平易に書かれているため大変読みやすい。
防衛についてちょっと考えてみようと思った時に、最初の1冊としてオススメできる1冊である。

成熟日本への進路  「成長論」から「分配論」へ

成熟日本への進路  「成長論」から「分配論」へ
著者:波頭 亮
出版社:筑摩書房/価格:¥819
オススメ度:★★(最高は★★★)



成長社会は終わったとする著者が説く、新しい分配社会について記した1冊


著者はまず、国家ビジョンを示すべきと説き、それを経済成長が望めなくなった今は、経済成長ではなく「国民なら誰もが医・食・住を保障される国作り」に設定する。
経済産業中心の政策ではなく、福祉重視の政策に転換すべきであると主張するのである。

具体的には、医療・介護の無料化、生活保護の拡充を図り、安心して生活できる成熟社会を構築するのである。
そのために必要なコストは24兆円
コストは相続税や金融資産税などの増税で賄うが、この負担率はヨーロッパ諸国と比べると低く、実現可能だと試算している。


かといって、著者は福祉政策一辺倒の人というわけではない。
「外貨を稼げる産業の育成」を掲げ、付加価値の高い環境産業の育成も重要であると説く。
また、「高福祉だからこそ自由経済」との主張は斬新であり、注目に値する政策である。


ただし、本書の主張の前提条件である経済成長の終焉については、疑問が残るところである。
経済成長の終焉について、最初の1章を説明に当てているが、
・GDPの頭打ち
・労働人口の減少
・労働生産性の頭打ち
などを根拠としている。

しかし、労働人口が減少している国でも経済は成長している。
労働生産性にしても、日本より労働生産性の高い国は数多くあり、まだ上昇が望める可能性は十分にある。
GDPの頭打ちは、成長阻害の要因などではなくただの結果であり、根拠になりえない。


本書は基本的には無成長の成熟社会における在り方を示しているが、著者は元は成長論者であったこともあり、福祉イデオロギーの塊ではなく、要所要所に成長論を散りばめた内容になっている。

個人的には経済成長の終焉には同意できないが、低成長社会における政策として取り入れる方が良い思うものもある。
よって評価は★★としたい。
livedoor プロフィール

AKI

成長株への投資で億万長者を目指す個人投資家のブログです。階級は大佐
趣味はヘッドホン・イヤホン集め。
HA-FW01、XBA-A3、N20U、TITTA、CARBO BASSO、AK T1p、P7、Fidelio M1MKII、OH2000

掲載書籍
当ブログは
・BIG tomorrow06年4号
・週刊SPA!05/12/20号
・週刊SPA!06/1/24号
・日経ヴェリタス15年4月5日号
・BIG tomorrowマネー2016年10月号増刊
・日経マネー2016年12月号
・日経マネー2017年2月号
・日本の億万投資家名鑑
・日経マネー2017年5月号
・日経マネー2017年7月号
・日本の億万投資家 77の金言
・日本の億万投資家名鑑 必勝編
・俺の株式投資術
に掲載されました。
投資成績
■投資成績
2001年 株式投資開始
2001〜2003年 不明
2004年 +19.1%
2005年 +110.0%
2006年 -26.8%
2007年 -28.8%
2008年 -42.3%
08年8月に退場
01年-08年の通算損益は+-0
2009年 +24.3%
2010年 +3.7%
2011年 -2.8%
2012年 +46.7%
2013年 +153.4%
2014年 +46.1%
2015年 +34.8%
2016年 +15.8%
2017年 +29.5%

2009〜2017年 +1375.5%
メッセージ

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メール
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AKI成長株ファンド組入れ銘柄
28.8.23現在

1.日本株(保有比率)

■超主力銘柄(20%超)
1位 現金

■主力銘柄(10〜20%)
2位 6425 ユニバーサルエンターテインメント

■通常銘柄(5〜10%)
3位 5194 相模ゴム工業
4位 6061 ユニバーサル園芸社
5位 7533 グリーンクロス
6位 4344 シーティーエス

■打診買い銘柄(5%以下)
7位 7605 フジ・コーポレーション
8位 3830 ギガプライズ
9位 3085 アークランドサービスホールディングス
10位 3094 ブロンコビリー
11位 2415 ヒューマンホールディングス
12位 7148 FPG
13位 7839 SHOEI
14位 3284 フージャースホールディングス

■株主優待銘柄
17銘柄

■夢追い銘柄
未上場 セラーテムテクノロジー
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