売上というのは会社の根本をなすものです。
最近は売上より利益を重視する傾向にあると思いますが、やはり会社にとって一番大事なものは売上でしょう。売上がなければ利益もないんですから。
投資をするに当たっては、売上について調べる事は大事でしょう。

集中投資をしているT&Gの売上は、04.3期で11,444百万円です。
この売上はT&Gの場合3つに分解できます。
1つ目は直営店の売上、2つ目は提携店の売上、3つ目はその他です。

説明会資料による直営店の売上を見ると、
売上は8,363百万円です。組数は2,076組ですがそのうち131組は挙式のみですから、挙式披露宴を行ったのは1,945組になります。
挙式披露宴の平均単価は4,248百万円ですから、
4,248百万円×1,945組=8,262百万円が挙式披露宴の売上となります。

スポンサードリンク
直営総売上は8,363百万円ですから挙式のみの売上は、
8,363百万円−8,262百万円=101百万円と考えがちですが、ここに1つ盲点があります。

結婚式にはキャンセルというのがありますよね。T&Gはキャンセル料を取っていると思われますが、その売上はどこに計上されているのでしょうか?
IRに確認したところ、キャンセル料はそれぞれ直営、提携のところに計上されています。
ということは101百万円のすべてが挙式の売上というわけではありません。

IRからは挙式のみの単価は約70万円という回答を頂きました。
70万円×131組=92百万円が挙式での売上です。

というわけで、101百万円−92百万円=9百万円は結婚式での売上ではありません。
こういった売上としては、キャンセル料や挙式後の写真の焼き増し等の追加売上があるそうです。

説明会で紹介される平均単価は、こういった追加売上等は加味せずに平均を出しているということですので、水増しされた平均ではありません。
T&Gの場合はきちんと処理されているようですし、例え水増しされたとしても影響はほとんどありませんが、企業によってはこういう水増しを入れると入れないで、大きな差が出るところもあるかもしれません。
こういう会計上のトリックには気を付けたいところです。

PS:挙式のみの販売は、2004年7月以降原則として中止しているので、
今後は挙式のみ売上はほとんど発生しなくなる見込みです。
スポンサードリンク