シングルマザーの貧困問題には共感できないというブログを見ました。
趣旨としては、
誠実でしっかりと収入や貯金がある男ではなく、そんなダメ男と好き好んで結婚する。という内容です。
僕という誠実で金もそこそこある男には見向きもせずに、ダメ男へと向かっていく。
誰もそいつと結婚してくれと頼んだわけじゃありません。
他でもないダメ男を選んだのは、シングルマザー自身です。
シングルマザーの貧困もそれと全く同じで、そういうリスクを負ってでもチャラい男を好きになった代償です。
一部の例外を除いて自業自得であり、その負担は当人が追うべきもの。
もうね、非モテの妬み以外の何物でもないですが・・・
その気持ち、
私もよく分かる!よく分かるぞ(涙)
チャラ男・ダメ男は女性の扱いが上手いのと、ワイルドっぽい雰囲気を持つ人が多いので、そこに惹かれる女性は多いのでしょうか?
ああ、チャラ男・ダメ男になりたい・・・。
スポンサードリンク
チャラ男、ダメ男を選んだのはお前なんだから、自業自得、自己責任
これはそのとおりだと私も思っていて、不幸になるのは仕方ないでしょう。
そういう男を選んだんだから。
ただ、だからと言って、
シングルマザーだと貧困に陥ってしまうような現在の社会システムはよくない
とも思っています。
シングルマザーだけど非貧困のKちゃん
私の職場にはシングルマザーのKちゃんがいます。
小学生の子ども2人を育てています。
元夫の浮気、借金、DVが離婚の原因で、いわゆるチャラ男・ダメ男のダブルコンボパターン
不幸を絵に描いたようなシングルマザーの彼女ですが、貧困ではありません。
なぜなら、結婚後も正社員として働き続けているから。
子育てに両親の支援を得ることができないKちゃんは、1人で子育てを頑張っています。
子供ために有給休暇を毎年ほぼ使い切る状態が続いているので、自分の体調が悪い時でも滅多に休まないし、夏休みや冬休みもほぼ取りません。
急に休むことが多いので、自分の仕事を同僚にお願いすることはしょっちゅう。
同僚や上司に嫌味を言われることもある。
仕事の結果を出せないので、人事評価も低評価
嫌な思いはいっぱい受けていると思いますが、それでも彼女は仕事を辞めませんでした。
結婚後も仕事を続けていれば、例えシングルマザーになったとしても貧困に陥ることはないんですね。
子育て支援は絶対に必要
Kちゃんにとって幸いだったのは、うちの会社は子育て世代には優しかったこと。
なんとか仕事を辞めずに続けることができたのは、会社の理解が大きかったとは思います。
また、自分のために休むことはないところを評価する人もいて、彼女を庇う人もいました。
Kちゃんは仕事を続けることができましたが、世の中の全ての会社が子育てに優しいわけではないでしょう。
会社によっては、したくても出来ないということもあり得る。
ですので、社会システムとして、シングルマザーが仕事に打ち込むことができる環境を整える必要があると考えます。
保育所や幼稚園、学童保育などを充実させて、親の子育て負担を軽減させる。
それができないなら、働かなくても収入を得られるよう児童手当を大幅に増額して、シングルマザーの収入を確保する。
そんな手も必要かもしれません。
核家族化が進んで子育て環境が昔と大きく異なる現在は、それに合わせた子育て支援が必要です。
シングルマザーになったら貧困に陥る。
そんな状態で、誰が子供を産みたいと思うのか?
非モテは努力するしかない
子育てに優しい社会になったら、女性だけでなく男性も働きやすい世の中になると思います。
そして、例えチャラ男・ダメ男と結婚してしまったとしても、それがリスクにはならなくなります。
シングルマザーも不安なく生活できるようになるでしょう。
あれ?そうなると非モテはますますモテなくなるような気が・・・(汗)
シングルマザーに努力や自己責任を求める非モテが、一番頑張らないといけないということか。。。
スポンサードリンク
基本的に自己責任論というのは人間に対する理解が浅いのです。一刀両断した満足に浸ることができてもそれが物事を解決することはほとんどないと思います。つまり議論のための議論であって、正論でもなんでもありません。
自己破産という制度がありますが、人間というのは弱さを内包した存在なので、返しきれない借金をすることがあるのですね。そういう人たちを何らかの形で救済する仕組みが必要なわけで、そうやってお互いを救済しあって社会は成熟し発展してきたのと思うのです。生活保護やシングルマザーもこのような話の延長線上にあります。
読んでいてKちゃんは思わず応援したくなります。困難を乗り越える力を発揮している様子がすごくいいです。