ブログサーフィンをしていて、ソニー生命の変額保険の記事が目に留まりました。

ソニー生命の変額保険に入っています。 @【L】レバレッジ投資実践日記
私が8つある特別勘定の中で最大のシェアの割当を行った「世界株式型」について、追加で説明しましょう。
これは、日本を含む世界各国の株式に投資。有力な無形資産(ブランド)を保有する企業に着目した運用を行っています。具体的にはMicrosoftやネスレ、J&Jなどといった企業で生活必需品の割合が多いのが特徴です。
保険契約時点の過去のトラックレコードもベンチマーク(MSCIワールド・インデックス)を遥かに上回る実績でした。
ちなみに、契約から今月3月1日時点までの騰落率は+97.7%と約2倍になっています。



詳しい商品内容は紹介したブログを読んで欲しいのですが、『世界株式型』の特別勘定の運用成績がかなり良いようです。





バフェット風ファンド



高い運用成績を誇る『世界株式型』ですが、どうやら投資信託としても販売されているようです。

モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)

試しに、参考指標のMSCIワールド・インデックスと比較してみました。
モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープン

MSCIワールド・インデックス(配当込み)に負けている時がありますが、モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式オープンは分配金を割と出しており、その分は反映されていないため、割り引いて考える必要があります。

2015年後半から2016年前半にかけて、下げ幅が小さいのは好感が持てます。


さらに【プレミアム企業に投資する】という投資方針が、バフェットの投資法に似ていて心をくすぐります。
プレミアム企業



とはいえ、販売手数料が3%、信託報酬等が年2.1%もかかる高コストファンドなので、いまいち買う気が起きません。


ところが、ソニー生命の変額保険だと、特別勘定運営費用0.3736%(税込)で投資できるというんです。

これは魅力的です。




保険と言えばコスト


とはいえ、保険と言えば高コストの代名詞です。

特別勘定運営費用の0.3736%だけで、費用負担が済むはずがない。

これだけで済んだら、格安アクティブファンドになるので、バカ売れするでしょう。


紹介ブログでは終身保険を購入されていますが、個人的には年金保険に1つも入っておらず、税金の保険料控除を使っていないので、買うとしたら年金保険の方かな、なんて思ってます。


というわけで、変額個人年金保険(無配当)のパンフレットを見てみたところ、記載がありました。

保険関係費用というのがあります。

どうやら、保険料から毎回差し引かれるようです。

しかも、被保険者の性別、契約年齢により異なるので表示はできません、とのこと。


そうきたか。保険コストがいくらか分からないのか。これはまいったな。





保険のコストを試算してみる


保険のコストが分からないのであれば、購入はさすがに無理です。


しかし、とあるページを見て推測可能なのではないか、と思いつきました。

それがこのページです。
ご契約例


これを見ると、運用成績が0%の時の年金額が記載されています。

運用成績が0%ということは、コスト分だけマイナスになるはず。

保険料の総額と年金の総額を比較すれば、保険コストが見えてくるんじゃないか。


と、いうわけで早速計算をしてみましょう。

保険料の総額は、20550円(男性)×12か月×25年≒616万円

年金の総額は、1年目が62万円で最後の10年目が46万円
年々下がっていくようですが、平均をとって54万円を10年間貰えると仮定すると、
54万円×10年=540万円となります。

保険料と年金額を差し引くと、
616万円−540万円=76万円


76万円が保険コストと判明しました。


616万円の保険料のうち76万円をソニー生命に取られてしまいます。


やはり高コスト商品でしたね。

これはないわ〜、と思う人は多いでしょう。





税金の保険料控除まで考えてみる


やはり保険は高コストでしたが、保険には税金の保険料控除という特典があります。

保険料控除は保険を買うことによって、お金が返ってくるものなので、これもコスト計算に組み込んでみることにします。


個人年金保険料控除を見てみると、課税所得が331万円〜695万円の場合、年間10800円の還付を受けることができるようです。

仮にこれを保険加入期間である25年間、貰い続けることができるのであれば、
10800円×25年=27万円
の還付を受けることができます。


もともとの保険コストは76万円でしたが、税金還付を考慮すると49万円まで下がりました。


また、パンフレットの試算は月額保険料が20550円となっていました。

年額にすると25万円近く保険料を納めます。

一方、個人年金保険料控除は最大でも8万円までしか保険料を見てくれません。


個人年金保険料控除の恩恵を最大限に受けるためには、保険料を8万円まで引き下げる必要があります。


保険料を1/3まで引き下げたらコストも1/3になる?

そうであれば、76万円かかっていたコストは25万円まで下がります。



そうすると・・・税金還付が27万円あるので、

税金還付でコストを賄えて、おつりまで貰える。




基本年金額も100万円から33万円まで減ってしまうので、物足りないものにはなりますが、もともと老後資金は資産運用で賄う予定ですから、大きな問題というわけでもありません。





月3万円のお小遣いは悪くない。


高コストの保険でも使い勝手はあることが分かってきました。

何でもそうですが、国の優遇策というのはアービトラージになりますね。


変額個人年金保険ですから保険の機能を持ちますが、税金の還付により保険コストがかかることなく保険機能を得ることができます。

これは結構お得ではないでしょうか。


基本年金額は33万円ですから、月額3万円弱の個人年金を10年間貰うことができます。

老後に月3万円のお小遣い、と考えれば悪くない。

3万円あれば美味しいものを食べに行くことができます。
33万円を使って1年に1回海外旅行に行くとのも良いですね。


そして、低コストで運用成績に優れるアクティブファンド『世界株式型』に投資できるのは、投資家として魅力的です。


ソニー生命の変額年金保険、なかなか良いんじゃないでしょうか。