株式市場に不穏な空気が流れてきました。
・上昇相場の一時的な調整なのか?
・トレンド転換(上げ相場から下げ相場へ)なのか?
今後の株価がどうなるか、今は分かりませんが、現状認識と今後の行動について整理しておく必要があります。
というわけで、自分なりの見解を書いておくことにします。
一番懸念されるのはリセッション(景気後退)です。
中国についてはリセッションに入ったのは間違いないと考えています。
これが他の国にどこまで波及するか。
日本の経済状況もあまり良いとは言えません。
私が参考にさせて頂いているブログでも、慎重姿勢を勧めているものもあります。
ここ数年の好景気が踊り場を迎えている、という現状はしっかり認識しておく必要がありそうです。
これまでのような、ガンガン行こうぜ、では大やけどをするかもしれません。
株価の過熱感を示す指標を確認してみます。
この水準は、直近では2014年10月にあったエボラショックとほぼ同じです。
週明けにここから株価が大きく下がるのであれば、絶好の仕込み場になります。
一時的な調整であるのであれば・・・。
ここでは株価のトレンドラインの確認をします。
私がレラティブ・ストレングス投資で用いている指標を見てみます。
視覚的に確認するため、レラティブ・ストレングスの基本形である52週移動平均線チャートも見ておきましょうか。
テクニカル指標はだましも多く、活用については意見が分かれるところですが、
大暴落する時には必ずシグナルを出すので、私は投資の際の参考にしています。
トレンドライン見る限り、TOPIX1470を死守できるかは大きなポイントとなりそうです。
先月、2015年7月は、偉大な個人投資犬である愛犬こなつさんが亡くなった、悲しい月でした。
○○○○だワン、というブログやツイートを見ることがなくなり、喪失感を感じています。
その愛犬こなつさんですが、死の3週間ほど前に、我々投資家に素晴らしい言葉を残してくれています。
まるで、1か月後に暴落が起こることが分かっていたかのようです。
今の株式市場には絶対的な割安さはありません。
真のバリュー投資はできないんだから、それ相応のリスク管理は必要になってくると考えます。
いろいろな角度から検証してみると、「強気買いでOK!」とは言えない状況です。
もちろん、明日の相場がどうかるかなんてのは誰にもわからなくて、今回の下落も一時的な調整で終わる可能性は十分すぎるくらいあります。
世の中には多数のアノマリーが存在しますが、
統計学的に有効性が確認されているアノマリーは、
・バリュー効果
・モメンタム効果
・小型株効果
の3つだと言われています。
バリュー投資が有効とされているのは、このアノマリーを利用しているからでしょう。
そうであれば、アノマリーが出すシグナルにはきちんと反応することが求められます。
私の現状認識は
・バリュー効果 → 今は割安ではない。(明らかに割高というわけではないが。)
・モメンタム効果 → トレンド転換の可能性あり。
というものなので、トレンド転換が明らかになってきた時は、躊躇することなく売却すると決意しました!
結果として、ダミーに騙されることはあるかもしれませんが、リスクを感じるものにはきちんと対応することにします。
投資で一番大切な20の教えにあるように、
今の株価水準では、リターンよりリスクを意識する。
負けないことを重視します。
1.ここからの下落はキャッシュポジションを活用して買い向かう。
2.ただし、レラティブ・ストレングが2か月連続でSELLシグナル点灯した場合は、保有株式を売却する。
※1か月のみシグナル点灯はだましが多いため、2か月連続としました。
・上昇相場の一時的な調整なのか?
・トレンド転換(上げ相場から下げ相場へ)なのか?
今後の株価がどうなるか、今は分かりませんが、現状認識と今後の行動について整理しておく必要があります。
というわけで、自分なりの見解を書いておくことにします。
経済情勢はどうか?
一番懸念されるのはリセッション(景気後退)です。
中国についてはリセッションに入ったのは間違いないと考えています。
これが他の国にどこまで波及するか。
日本の経済状況もあまり良いとは言えません。
2015(平成27)年4〜6月期四半期別GDP速報 (1次速報値)
実質GDP成長率 : ▲0.4%(年率▲1.6%)
内訳(内需▲0.1%、外需▲0.3%)
名目GDP成長率 : 0.0%(年率0.1%)
内訳(内需0.0%、外需▲0.0%)
私が参考にさせて頂いているブログでも、慎重姿勢を勧めているものもあります。
投資環境が不透明 ブレーキ踏むのはいかがでしょう
by 小黒とらのパーソナルファイナンスと悠々自適な生き方
日本の景気は踊り場局面にあり、中国をはじめとした新興国も景気減速懸念が高まっています。
いまは株価が高値圏にあると思っていますし、マクロ経済はおいしい時期は過ぎて、景気の減速を気にしないといけない時期に差し掛かってます。中国を筆頭に、新興国が債務を拡大することでグローバルな好景気を実現してきましたが、そろそろ限界かも。
ここ数年の好景気が踊り場を迎えている、という現状はしっかり認識しておく必要がありそうです。
これまでのような、ガンガン行こうぜ、では大やけどをするかもしれません。
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過熱感はどうか?
株価の過熱感を示す指標を確認してみます。
東証一部騰落レシオ : 81.0 %
25日移動平均乖離率 : -5.5 %
信用評価損益率 : -11.0%
この水準は、直近では2014年10月にあったエボラショックとほぼ同じです。
週明けにここから株価が大きく下がるのであれば、絶好の仕込み場になります。
一時的な調整であるのであれば・・・。
トレンドラインはどうか?
ここでは株価のトレンドラインの確認をします。
私がレラティブ・ストレングス投資で用いている指標を見てみます。
■TOPIXレラティブ・ストレングス
TOPIXが1470を割り込むと、SELLシグナル点灯
現在のTOPIXは1573.01なので、下落率は約6.6%
視覚的に確認するため、レラティブ・ストレングスの基本形である52週移動平均線チャートも見ておきましょうか。
■TOPIX52週移動平均線チャート
チャートを見てもらえば一目瞭然ですが、
52週移動平均線の上に株価がいれば上昇トレンド
下に株価がくれば下落トレンドになっていきます。
現在の52週移動平均線は1500弱あたり。
テクニカル指標はだましも多く、活用については意見が分かれるところですが、
大暴落する時には必ずシグナルを出すので、私は投資の際の参考にしています。
トレンドライン見る限り、TOPIX1470を死守できるかは大きなポイントとなりそうです。
天才投資犬の「最後の言葉」
先月、2015年7月は、偉大な個人投資犬である愛犬こなつさんが亡くなった、悲しい月でした。
○○○○だワン、というブログやツイートを見ることがなくなり、喪失感を感じています。
その愛犬こなつさんですが、死の3週間ほど前に、我々投資家に素晴らしい言葉を残してくれています。
まるで、1か月後に暴落が起こることが分かっていたかのようです。
バリュー投資 by 愛犬こなつのバリュー株式投資
本来的なバリュー投資とは絶対的割安度のみを買いの基準にしなくてはならないと思うのですワン。
ようするにネットネット株を買うか、収益バリューをPER4倍ぐらいで買うかですね。
中途半端な売買をしちゃうと、マーケットに振り回されちゃう。
ということで、バリュー投資を行う時期というのは5年に1回ぐらいしかないと言うことですワン。
これ以外の時期にバリュー投資をするということは相対的割安度を基準にするため、バリュー投資のように見えて実はバリュー投資ではないのではないかな。
今の株式市場には絶対的な割安さはありません。
真のバリュー投資はできないんだから、それ相応のリスク管理は必要になってくると考えます。
まとめ
いろいろな角度から検証してみると、「強気買いでOK!」とは言えない状況です。
もちろん、明日の相場がどうかるかなんてのは誰にもわからなくて、今回の下落も一時的な調整で終わる可能性は十分すぎるくらいあります。
世の中には多数のアノマリーが存在しますが、
統計学的に有効性が確認されているアノマリーは、
・バリュー効果
・モメンタム効果
・小型株効果
の3つだと言われています。
バリュー投資が有効とされているのは、このアノマリーを利用しているからでしょう。
そうであれば、アノマリーが出すシグナルにはきちんと反応することが求められます。
私の現状認識は
・バリュー効果 → 今は割安ではない。(明らかに割高というわけではないが。)
・モメンタム効果 → トレンド転換の可能性あり。
というものなので、トレンド転換が明らかになってきた時は、躊躇することなく売却すると決意しました!
結果として、ダミーに騙されることはあるかもしれませんが、リスクを感じるものにはきちんと対応することにします。
投資で一番大切な20の教えにあるように、
今の株価水準では、リターンよりリスクを意識する。
負けないことを重視します。
こう行動する!
1.ここからの下落はキャッシュポジションを活用して買い向かう。
2.ただし、レラティブ・ストレングが2か月連続でSELLシグナル点灯した場合は、保有株式を売却する。
※1か月のみシグナル点灯はだましが多いため、2か月連続としました。
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記事紹介有り難うございます。あの日記はこなつが10年間バリュー投資を実戦して、気がついた事を、これからの人に伝えたかったんでしょうね。バリュー投資って実戦するのは非常に難しいですから。