超・株式投資
著者:KAPPA
出版社:パンローリング
価格:¥2,160
オススメ度:★★★(最高は★★★)


KAPPAさんと言えば、2005年当時のバリュー投資の大家として有名です。

当時のバリュー投資家は、
『もれなく門下生と言っても過言ではない』
そういう存在でした。

初の著作である東大卒医師が教える科学的「株」投資術はバリュー投資家のバイブルだったんですよねぇ。

そのKAPPAさんが久しぶりに株式投資の本を出版されたということで、さっそく読んでみました。

エビデンスに基づく投資スタイルに変わりはなく、さらに洗練された印象です。
※エビデンスとは、効果があることを示す証拠や検証結果のこと。


内容は 衝撃的!


ポイントは3つ。
1 現在でも有効なアノマリーは『小型株効果』、『バリュー効果』、『モメンタム』
2 ファンダメンタル分析は無駄
3 インデックスETFを買え。


バリュー投資は有効ではあるものの、ファンダメンタル分析やスクリーニング投資法による個別株投資は無駄と一刀両断
ETFによるインデックス投資を推奨しています。

アクティブファンドも否定しており、優秀なファンドマネージャーがいることはいるが、数が少なすぎて見つけることは困難だということです。

面白かったのが、バフェットとさかわみファンドの比較
2000年代で比較すると、バフェットよりさわかみファンドの方が優秀な投資家なんだそうです。


本書の半分はオプション取引に割かれています。
これもエビデンスに基づくと単純な株式投資よりオプション取引の方が儲かるようで、現在はオプション取引を主力としているようです。

オプションをリスク(標準偏差)限定に利用しているようなので、手堅い印象を持ちましたが、内容が難しくて本書を読んでもいまいち理解しきれませんでした・・・。
本書を読んでオプション取引に興味を持った人は、KAPPAさんの著書週末投資家のためのカバード・コールを読んだ方が深く理解できるのではないかと思います。

私もやってみたいとは思うものの、オプション取引をするには、
・アメリカの証券会社を使わないと出来ない。
ようなので、どちらにせよ英語が苦手な私には無理そうです。


KAPPAさんの06年以降の研究成果が書かれた、株式投資の学術書と呼べる1冊です。

各種統計データや計算式が出てくるので、投資初心者が読める本ではありません。
それなりに経験を積んだ人にも簡単ではない、というのが正直な感想です。
しかし、各章の初めに結論が書かれているので、そこを読めば取りあえずOKなのが良いですね。

株式投資に本気で取り組んでいる人には必読の書でしょう。
評価は最高の★★★(星3つ)


スポンサードリンク
(続き)


ここからは余談です。


超・株式投資を読むと、
【個別株投資は止めた方がいいのか?】
なんて思ってしまいますが、取りあえずは継続させる方向で臨みます。

ただ、現在すでに取り組んでいるインデックス投資にはもっと力を入れることと、KAPPAさんのエッセンスを取り入れて、インデックス投資を改良していこうと思っています。

具体的には、本書のモデル・ポートフォリオKAPPAさんのブログで紹介されているインデックスETFへの投資を行います。

VB:バンガード・ スモールキャップ ETF
VSS:バンガード・ FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップ ETF
KXI:iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF
IBB:iシェアーズ NASDAQ バイオテクノロジー ETF

VBとVSSは小型株効果を狙ったETFです。
バリュー効果を狙ったETFも買いたいのですが、日本の証券会社では今のところ取り扱いはない模様
これは残念です。バリュー投資家してはぜひ欲しいところです。



スポンサードリンク