官僚の責任
著者:古賀 茂明
出版社: PHP研究所
価格:¥756
オススメ度:★★(最高は★★★)



経済産業省官僚でありながら、公務員制度改革の旗手である古賀 茂明氏の著書

書名は「官僚の責任」ですが、官僚だけを批判している訳ではなく、官僚を指揮統率する立場にある政治家や官僚と癒着している企業などの責任も追及しています。

震災対応にあたった管政権のお粗末な対応には呆れかえるばかりですが、実務担当である経産省官僚も省益優先で原発対応を誤っています。
この省益を優先させるという官僚の在り方を変えなければ日本の未来は悪くなる一方でしょう。

古賀氏の公務員制度改革案はかなり過激なので、一部賛成しかねる点もありますが、官僚制度の現実を知るには最適な1冊です。

本書は経済政策などにも言及していますが、これに関しては疑問に思う点が多々あるため、オススメ度は1点減点の★2つとしました。

それにしても、当たり前の改革を進めたが為に辞職を迫られるとはなんという皮肉なんだろうか。
この国の「病巣」は相当に根が深いと思います。