高校生でもわかる日本経済のすごさ
出版社:三橋 貴明/価格:¥1,500
オススメ度:★★★+α(最高は★★★)



異常なほどのハイペースで執筆している三橋 貴明氏の最新作


タイトルの【高校生でもわかる】にあるよう、わかりやすい文章と図表で日本経済のすごさを教えてくれます。

前著、ジパング再来「財政」「経済」を集中的に解説していますが、本書は「格差論」「年金問題」にも焦点をあて、現在の日本の問題とされる事項を網羅する内容となっています。


・国内で処理できる国債には問題がないこと。
・GDPに占める輸出の割合は低く、日本は輸出立国ではないこと。
・ジニ係数は世界各国と比較すると低く、日本は格差社会ではないこと。
・国民年金の未納は年金制度全体でみればほんのわずかで、年金破綻にはならないこと。


などを説明し、マスコミによるねつ造常識を根拠を示して否定しています。


本書を読んで高齢者の格差は深刻(当初所得ジニ係数:0.8223)であることは気になりました。
お金持ちの高齢者がお金を抱えていては経済はよくなりませんから、金融資産税という著者の考えは一理あると言えます。


本書は日本経済のすごさを示し、常識とされる物事が実際はどうなっているのかを教えてくれる珠玉の1冊です。平易な文章で非常に読みやすいのもGood jobです。

評価は★3つでも足りないため、+αをつけての特Aとします。