いま、三橋貴明氏の新刊「ジパング再来 大恐慌に一人勝ちする日本」を読んでいます。
この中に、ヨーロッパのサブプライム問題の深刻さが描かれています。
ヨーロッパは、アメリカが販売したサブプライムローンをはじめとする資産担保証券(ABS)の7割超を購入していると想定されている、資産担保証券大好き地域です。
サブプライム問題の発端がフランスのBNPパリバであったことが象徴的ですね。
この購入資金は主に対外債務により賄っており、その金額は巨額なものとなっています。
■対外債務対GDP比率(2008年)
ルクセンブルク:1976%
アイルランド : 876%
アイスランド : 506%
イギリス : 402%
ベルギー : 321%
オランダ : 309%
アメリカ : 96%
日 本 : 42%
ルクセンブルクの約20倍というのは物凄い数字で、日本で例えるならば1.1京円という天文学的な借金になります。
・アイスランドはデフォルト
・イギリスは220兆円を公的資金として銀行に投入
・ドイツの不良債権見積額は110兆円
日本のバブル崩壊時の公的資金投入は42兆円であることを考えると、散々たるありさまであることが分かります。
ヨーロッパのサブプライムローン損失額はユーロ加盟国が発表していないため、全体像は定かではありません。
しかし、アイスランド、イギリスの例を参考にすると、ヨーロッパ全体において日本のバブル崩壊以上の爆弾が待っている可能性が高いと想像されます。
こうなってくると、ヨーロッパが売上の過半を占めるSHOEIの業績には、不安を感じざるを得ません。
SHOEIの売上(P3)を確認すると、
国内:2,005 → 1,746(-12.9%)
欧州:6,553 → 3,997(-39.0%)
北米:2,065 → 1,875(-9.2%)
となっています。
主力である欧州の落ち込みが顕著ですが、サブプライム爆弾がまだ爆発していない段階でこの落ち込みですから、爆発した後はどうなるのか予測が全くつきません。
SHOEI以外にも、ヨーロッパを主戦場としている企業(例:ローランドDG)に対しての投資は慎重に行う必要がありそうです。
この中に、ヨーロッパのサブプライム問題の深刻さが描かれています。
ヨーロッパは、アメリカが販売したサブプライムローンをはじめとする資産担保証券(ABS)の7割超を購入していると想定されている、資産担保証券大好き地域です。
サブプライム問題の発端がフランスのBNPパリバであったことが象徴的ですね。
この購入資金は主に対外債務により賄っており、その金額は巨額なものとなっています。
■対外債務対GDP比率(2008年)
ルクセンブルク:1976%
アイルランド : 876%
アイスランド : 506%
イギリス : 402%
ベルギー : 321%
オランダ : 309%
アメリカ : 96%
日 本 : 42%
ルクセンブルクの約20倍というのは物凄い数字で、日本で例えるならば1.1京円という天文学的な借金になります。
・アイスランドはデフォルト
・イギリスは220兆円を公的資金として銀行に投入
・ドイツの不良債権見積額は110兆円
日本のバブル崩壊時の公的資金投入は42兆円であることを考えると、散々たるありさまであることが分かります。
ヨーロッパのサブプライムローン損失額はユーロ加盟国が発表していないため、全体像は定かではありません。
しかし、アイスランド、イギリスの例を参考にすると、ヨーロッパ全体において日本のバブル崩壊以上の爆弾が待っている可能性が高いと想像されます。
こうなってくると、ヨーロッパが売上の過半を占めるSHOEIの業績には、不安を感じざるを得ません。
SHOEIの売上(P3)を確認すると、
国内:2,005 → 1,746(-12.9%)
欧州:6,553 → 3,997(-39.0%)
北米:2,065 → 1,875(-9.2%)
となっています。
主力である欧州の落ち込みが顕著ですが、サブプライム爆弾がまだ爆発していない段階でこの落ち込みですから、爆発した後はどうなるのか予測が全くつきません。
SHOEI以外にも、ヨーロッパを主戦場としている企業(例:ローランドDG)に対しての投資は慎重に行う必要がありそうです。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
対外純資産も含めたネットでは、例えば
ドイツはもちろん、ルクセンブルグでも黒字ですよ。