たーちゃんさんのエントリ、戦略と戦術と戦闘があまりに素晴らしかったので、思わず紹介してしまいました。
まだお読みでない方は一読をオススメします。
投資も軍隊と同じく戦略・戦術・戦闘が重要であり、
戦略:バリュー投資
戦術:アセットアロケーション
戦闘:個別銘柄・物件の損益
であると定義づけています。
私も軍事物は好きなので、こういったことは考えていましたが、
戦略:バリュー投資
戦術:個別銘柄・物件の損益
だと考えていました。
戦術の下に戦闘があり、戦術はアセットアロケーションであるということは思いもしなかったことなので、これは大きなアドバイスです。
私は今回の下落相場で初めて上昇相場、下落相場の両方を体験しました。
上昇相場では現金というアセットを増やすことは重要であると痛感しています。
戦略・戦術・戦闘に沿った投資手法を実践していきたいですね。
まだお読みでない方は一読をオススメします。
投資も軍隊と同じく戦略・戦術・戦闘が重要であり、
戦略:バリュー投資
戦術:アセットアロケーション
戦闘:個別銘柄・物件の損益
であると定義づけています。
私も軍事物は好きなので、こういったことは考えていましたが、
戦略:バリュー投資
戦術:個別銘柄・物件の損益
だと考えていました。
戦術の下に戦闘があり、戦術はアセットアロケーションであるということは思いもしなかったことなので、これは大きなアドバイスです。
私は今回の下落相場で初めて上昇相場、下落相場の両方を体験しました。
上昇相場では現金というアセットを増やすことは重要であると痛感しています。
戦略・戦術・戦闘に沿った投資手法を実践していきたいですね。
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(続き)
ところで、たーちゃんさんは以下のような指摘もしています。
【引用開始】
次によく見られるのが、
長期の値動きを重視しすぎて
本来戦術レベルである筈のアセットアロケーションを
戦略レベルに押し上げているタイプ。
割高なアセットクラスをわざわざ分散のために
多めに購入するなんて本末転倒です。
彼等は平均株価の長期リターンなどの単語が好きですが、
それは単に最も経済が成長した先進国の
たかだか100年にも満たない都合の良いデータを
鵜呑みにしているだけにしか見えません。
平均株価のリターンが7%だったから
これからもそれが続くなんて、
先進国のここ10〜20年のGDP成長率を見ていると
私にはとてもそうは思えません。
【引用終了】
これはインデックス投資家に対するアンチテーゼだと思われますが、インデックス投資家の方々がこの意見にどのように思われるのかにも興味津々です。
個人的な意見を書かせて貰うと・・・
そもそもインデックス投資家は戦闘の部分である個別銘柄を放棄している人達だと思っています。
個別銘柄の分析をしませんから、高い安いの判断はできません。
なので当然のことながら、戦略にバリュー投資などを持ってくることなどできようがありません。
インデックス投資は「長期的には世界経済は成長する。」という前提条件の下に投資をしていますから、インデックス投資家の戦略・戦術・戦闘は
戦略:長期的な経済成長
戦術:アセットアロケーション
戦闘:放棄
になるでしょう。
バリュー投資にも長期的な経済成長は必要、との意見もありそうですが、投資対象が成長しなくても、価格の歪みがあれば収益の機会があるバリュー投資は、長期的な経済成長が必須条件というわけではありません。
先進国の成長率下落については、毎年、先進国・新興国のGDPに合わせたリバランスを行うことで、ある程度はカバーできるのではないでしょうか。
実際、セゾン投信などはこの考えに基づいているんだと思います。
まあ、インデックス投資家の中には新興国を組み入れていない人もいるので、その人達はどうするんだろ?とは思いますが・・・。
というわけで、インデックス投資家も適切な投資法を実行すれば、十分なパフォーマンスは得られるのではないかと考えます。
ただし、戦略と戦闘は自分たちではどうすることも出来ない項目になってしまっています。
戦術のアセットアロケーションでの失敗は、絶対に許されない投資法
失敗が許されないという点では、ある意味ハイリスクです。
アセットアロケーションの構築法は十分に研究するべきでしょうね。
先日、インデックスバリュー投資というエントリを書きましたが、インデックス投資も戦闘を放棄しなければ、単純な毎月積立以外の投資法に使えます。
戦闘を放棄するのではなく、戦闘をかじってみるのも視野が広がって面白いと思うんですけどねぇ。
■PS
たーちゃんさんが述べられている
>割高なアセットクラスをわざわざ分散のために
>多めに購入するなんて本末転倒です。
については若干の疑問があります。
アセットアロケーションはリバランスと一対になっています。
リバランスは通常、割高を売り割安を買うものとなります。
なので、アセットアロケーションが「割高のものを多めに購入する」という意見には、しっくりこないところがあるんですよね。
ところで、たーちゃんさんは以下のような指摘もしています。
【引用開始】
次によく見られるのが、
長期の値動きを重視しすぎて
本来戦術レベルである筈のアセットアロケーションを
戦略レベルに押し上げているタイプ。
割高なアセットクラスをわざわざ分散のために
多めに購入するなんて本末転倒です。
彼等は平均株価の長期リターンなどの単語が好きですが、
それは単に最も経済が成長した先進国の
たかだか100年にも満たない都合の良いデータを
鵜呑みにしているだけにしか見えません。
平均株価のリターンが7%だったから
これからもそれが続くなんて、
先進国のここ10〜20年のGDP成長率を見ていると
私にはとてもそうは思えません。
【引用終了】
これはインデックス投資家に対するアンチテーゼだと思われますが、インデックス投資家の方々がこの意見にどのように思われるのかにも興味津々です。
個人的な意見を書かせて貰うと・・・
そもそもインデックス投資家は戦闘の部分である個別銘柄を放棄している人達だと思っています。
個別銘柄の分析をしませんから、高い安いの判断はできません。
なので当然のことながら、戦略にバリュー投資などを持ってくることなどできようがありません。
インデックス投資は「長期的には世界経済は成長する。」という前提条件の下に投資をしていますから、インデックス投資家の戦略・戦術・戦闘は
戦略:長期的な経済成長
戦術:アセットアロケーション
戦闘:放棄
になるでしょう。
バリュー投資にも長期的な経済成長は必要、との意見もありそうですが、投資対象が成長しなくても、価格の歪みがあれば収益の機会があるバリュー投資は、長期的な経済成長が必須条件というわけではありません。
先進国の成長率下落については、毎年、先進国・新興国のGDPに合わせたリバランスを行うことで、ある程度はカバーできるのではないでしょうか。
実際、セゾン投信などはこの考えに基づいているんだと思います。
まあ、インデックス投資家の中には新興国を組み入れていない人もいるので、その人達はどうするんだろ?とは思いますが・・・。
というわけで、インデックス投資家も適切な投資法を実行すれば、十分なパフォーマンスは得られるのではないかと考えます。
ただし、戦略と戦闘は自分たちではどうすることも出来ない項目になってしまっています。
戦術のアセットアロケーションでの失敗は、絶対に許されない投資法
失敗が許されないという点では、ある意味ハイリスクです。
アセットアロケーションの構築法は十分に研究するべきでしょうね。
先日、インデックスバリュー投資というエントリを書きましたが、インデックス投資も戦闘を放棄しなければ、単純な毎月積立以外の投資法に使えます。
戦闘を放棄するのではなく、戦闘をかじってみるのも視野が広がって面白いと思うんですけどねぇ。
■PS
たーちゃんさんが述べられている
>割高なアセットクラスをわざわざ分散のために
>多めに購入するなんて本末転倒です。
については若干の疑問があります。
アセットアロケーションはリバランスと一対になっています。
リバランスは通常、割高を売り割安を買うものとなります。
なので、アセットアロケーションが「割高のものを多めに購入する」という意見には、しっくりこないところがあるんですよね。
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どこに目標を定め、それを実現させるための方策は人それぞれで正解はないとは思いますが。
ただ、AKIさんが示したインデックス投資家の、
戦略:長期的な経済成長
戦術:アセットアロケーション
戦闘:放棄
というのはちょっと捉え方が違うと思いますね。
戦略というのはある達成すべき「目標」に基づき基本方針や執行計画の立案、そして下位戦術の優先順位を定めることです。「長期的な経済成長」というのは単なる前提であって戦略にはなり得ません。
問題はどこに「目標」を定めるかで、「目標」なき戦略は意味がありません。私はインデックス投資家ではないですが、客観的にみても、例えば、○○歳までに△△△△万円を年利××%で運用して達成するといった形で明確な目標を立てている人というのは圧倒的にインデックス投資家に多いです。一方、個別株投資家は目標をどこに置いているのでしょう?単に「儲ける」では「目標」とは言いません。
私はバリュー投資については「戦術」にはなり得たとしても、「戦略」にはなりませんね。
言うまでもなく、これは個々人の捕らえ方であって、正解は無い話ではありますが。