昔から気になっている銘柄の1つに富士フイルムホールディングスがあります。


富士フイルムへの投資についてはあなたも株長者になれる超安全投資法という本で紹介されています。

この銘柄、PBR1倍が強力なサポートラインとして機能している銘柄なんです。

本の中で著者は95年に株価が2250円を割り込んだ辺りで、買い下がり購入しています。
この時のBPSは2250円だったので、PBR1倍割れを目処としていたわけです。
その後のチャート(月足180)を見ると大きな利益を取ることができたことが一目でわかります。


振り返って現在の株価を見ると、株価4220円に対しBPSは3960円、間近の最安値は1月22日の3980円であるため、PBR1倍が見事に機能していると言えるでしょう。

よく株価指標としてPBR1倍が取り上げられますが、PBR1倍がサポートラインとなりやすいのは大型株なのではないかと思います。
小型株はPBR0.5倍以下の銘柄も多く、PBRはサポートラインとしては機能しない、というのが実感です。


足下の業績を見ても、前期の構造改革が功を奏し収益は回復傾向ですし、ここにはスーパーハニカムCCDという同業他社が持っていない独自技術があるため、個人的には非常に魅力を感じます。

3月中旬に投入するFinePix F100fdは長年に渡りスーパーハニカムCCDを研究してきた成果が出てくるのではないかと期待しています。
ダイナミックレンジの違いは明らか。

実際、価格.comの掲示板でも期待を持っている人が多いようです。

FinePix F100fdは最近のコンパクトデジカメのトレンドである
高感度(ISO3200)、広角(28mm)、高倍率ズーム(光学5倍)、手振れ補正(CCD方式)、顔検出(顔キレイナビ)、SDカード対応
といった要素を全て網羅しています。
トレンドフルサポートの製品は初めてなので、この製品がどういった売れ行きになるのか興味津々です。


もちろん富士フイルムにとってデジカメの売上は4%程度しか占めないので、影響力はたかがしれています。
しかし、富士フイルムのデジカメは万年安売りの弱小製品でした。
これがキヤノンのように高く評価されるようになると、弱小製品だけにデジカメのシェアは大きく伸びる余地はあるし、価格も高値で売れるようになるため、収益の面ではもっと大きく貢献するようになると思うのです。


2年くらい前に1度狙ったことがあったのですが、その時は結局買いませんでした。
今回はどうするか。
1単位が大きいので弱小投資家には資金管理が難しいところがありますが、出来れば狙ってみたい!
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