私の好きな雑誌の1つに日経ベンチャーという本があるのですが、今月号のタイトルはなかなか刺激的でした。


同族経営はやっぱり強い!
ファミリー企業の時代

不祥事を招く甘い体質、親族同士の醜い内紛、オーナーによる会社の私物化……。 同族経営に対する世間のイメージは決してよくない。しかし、本誌は、収益力や永続性など多くの点で、ファミリー企業は、非ファミリー企業よりも 優れていることを発見した。日本、欧米、そしてアジア。世界中の研究データと 有力ファミリー企業を取材して見えてきたのは、「同族経営こそ強い会社の条件」という事実だ。



ファミリー企業の方が非ファミリー企業より、利益率が高くROEやROAも高いという事実があるようです。株価もファミリー企業の方が好調なんだとか。

株式投資の世界では同族経営=悪みたいなところがありますが、むしろ同族経営は投資家にとって歓迎すべきことなのかもしれません。


考えてみたら、日本最大の企業であるトヨタ自動車もファミリー企業ですよね。

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(続き)

同族経営って命をかけているところがあります。

余命幾ばくのない末期ガンの社長が、自分の病名と余命の告知を望んで受け、必死に息子に社長業を教えています。

父も必死なら息子も必死。

数年後には従業員50人の生活が息子にかかってくるわけなので、当然と言えば当然ですが、あまりの悲壮感に見ていてつらくなる時もあります。


「もし事業継承が難しいと思うのであれば、その時は廃業しろ。俺の生命保険があれば、廃業費用は賄えるだろうから。」
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