T&G19.3期の中間決算を発表しました。

まずはざっくり分析した速報版をお伝えします。


T&G19.3-2Q
売上は28.4%増ですが、通期では33.6%増にしなければなりません。
期が進むに従って出店による上積み効果は小さくなっていきますから、このハードルはかなり高いと言えると思います。

今期の不調ですが、これは18.3期末時点での受注残高を見ればはっきりわかります。前年同期比+15.3%しかありませんから、33.6%成長はもともと難しいものでした。
この9月末時点でも前年同期比+28.1%の受注残高しかありませんから、盛り返してはいますが、いよいよもって通期の達成は厳しくなっていると言えるでしょう。


受注の低迷を現しているもう1つの数字は販管費率です。
表を見ると、18.3期4Q以降、販管費が悪化していることがわかるでしょう。
受注が低迷しているため、顧客獲得のために販管費が増大しているのではないかと推測されます。
売上原価率は良くなっているところを見ると、値引きはしていないようですね。

ただ、T&Gのホームページを見ると、60名様132万円限定プラン実施中!なるキャンペーンをしています。
2007年1月・2月・3月挙式 限定プランであることからも、受注状況が悪いだろうと想像できますし、これが値引きを伴うものであれば、今後売上原価率も増加するのではないかと予想できます。


以上の分析結果を見る限り、今期業績については悲観的に成らざるを得ません。
私はT&G応援団なので、増収増益を達成してくれれば取りあえずそれで満足なんですが、株価的には低空飛行が続きそうな気がします。
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