即戦力の磨き方
著者:大前 研一
出版社:PHP研究所/価格:¥840
オススメ度:★(最高は★★★)



本書は投資本ではありませんが、たまにはこういう本も紹介してみます。
著者の大前研一氏は有名な人なので、知っている人は多いのではないでしょうか。

これからどんどん広がっていくであろう格差社会を生き抜くために必要な力のつけ方や、人生設計の考え方などについて書かれた本です。
生き残ることが出来るビジネスパーソンに必須の能力(即戦力)として、語学力(英語力)、財務力(資産運用力)、問題解決力の3種の神器が必要であると説いています。

語学力は文字通りの語学力です。
世界が相手のビジネスの世界では世界標準語である英語力がなければ、ビジネスは成り立ちません。
語学力は一朝一夕に身に付くものではありませんが、著者は普段から英語と接しておくことが大切だと言っています。

財務力とは決算書で言うB/Sのことです。
日本人は経理(P/L=家計簿)の考え方は持っているが、財務(資産や負債)を意識する考え方を持っていないと言います。
外国人は誰でも資産運用をしていますが、日本人には資産を運用するという発想がないことからも明かでしょう。財務力を磨くツールとして株式投資を奨めています。

問題解決力とは問題を解決することのできる力ですが、日本人にはこれが不足しているそうです。これは学生時代の教育に問題があって、答えのわかっている試験勉強ばかりしているから、その能力が育たないということです。
問題解決力を身につけるには、
・問題がどこにあるのかを自分で探し、
・どうすれば問題が解決できるのか仮説を立て、
・仮説を裏付ける調査や分析を行う。

ことが大切です。


また、日本人は危機意識が薄く、世界標準に比べ日本は20年遅れていると書いています。
アメリカのビジネスパーソンは30代で完成することを目指す。35歳で社長になり、40代でその会社を売って金を手にしたら、引退してカリブで暮らす。これが多くのビジネスパーソンにとって究極の目標となっているという。エッセイ的に書かれ
一方の、日本は年功序列的な50代で部長課長を目指す、という志の低さであり、世界との開きは大きい。
グローバル社会がどんどん拡大している中で、この遅れに著者は危機感を持っているようです。


著者自身の宣伝が含まれているところもあり、頂けないところはあります。
しかし、値段も安く2時間程度あれば読めるライト感覚の本なので、自己啓発の1つとして読んでみるには良い本だと思います。
スポンサードリンク
スポンサードリンク