期待収益率とボラティリティの話の続きです。


資産配分のことをアセット・アロケーションと呼ぶのですが、国内外の年金基金のアセット・アロケーション=プロの投資家の資産配分を見てみます。

asset-aro







年金資金運用資金:厚生年金・国民年金の運用を行う世界最大の年金基金。運用資産約148兆円
企業年金の平均:厚生年金基金(厚生年金の上乗せ分)
カルパース:アメリカ最大の年金基金。運用資産約18兆円
ABP:世界第2位であるオランダの年金基金。運用資産20兆円
ブリティッシュ・テレコム:イギリス最大の年金基金。運用資産
オンタリオ州教職員:カナダを代表する年金基金

余談ですが、カルパースはライブドアとフジテレビの間で繰り広げられたニッポン放送株騒動で巨額の利益をあげたところとして密かに有名?です。
ニッポン放送株騒動の勝利者は、ライブドアやフジテレビ、リーマン・ブラザーズなどではなくカルパースだったんです。
詳しくは外資ファンド 利回り20%超のからくりに書かれています。


各年金基金とも多様な金融商品に分散投資されていますね。
カルパースは今後、ヘッジファンドの比率を増やすとつい最近、報道がされていました。


各年金基金はなぜ分散投資をするのでしょうか?
これは投資リターンを安定させるため(=リスクの低減)です。
みんなの大切な年金資金ですから、投資リターンもさることながら、安定性も求められます。
負けない投資を義務づけられた年金基金が採る戦略が分散投資なんですね。

最近の株式投資家は、ポートフォリオに占める株式の比重が高い人が多いと思いますが、どんなに努力しても株式投資単体ではリターンを安定させることはできません。
この事は十分認識しておく必要があるでしょう。


次回はリスク低減の手法であるポートフォリオ理論について説明します。
スポンサードリンク
スポンサードリンク