昨日のアーネストワンの1Q決算減益には驚きましたが、
減益の要因としては、
1.値下げによる売上の低下
2.土地購入費や外注費の増加
が考えられると昨日書きました。
この2つの考えは共にあり得るようなので、紹介しておこうと思います。

「1.値下げによる売上の低下」の考えの根拠は、
アーネストワン1Q分析
アーネストワン1Q分析その2
に書かれています。

フージャース株主友の会(一般用)さんで、詳しく書かれているので簡単に書きますが、
粗利率の低下は前期の完成在庫が多かったので、処分売りを実施したからだ、というものです。過去の統計データを見ると、確かに完成在庫の多かった年は、上期の粗利率は悪化しています。


一方、「2.土地購入費や外注費の増加」の根拠は、売上の好調さにあります。

1Qの売上は通期予想に対して16.24%となっています。
この数値は過去の決算と比較しても良い方に入るんです。
前期は18.72%と2%以上高くなっているんですが、これにはカラクリがあります。
下期に取引先の倒産による着工遅延により下期の販売が低迷してしまっているんです。この影響は通期の売上高は計画未達成となることでもろに出てきます。

売上進捗率は好調ですが、値引きをしてこれが達成可能なのか?というところが問題になってきます。
普通に考えると、値引き販売をしたのであれば、売上は低迷すると考えるのが自然ですよね。

粗利率の悪化は売上原価を構成する上で比率の大きい、土地購入費or外注費が上昇したからではないかと。外注費は比較的安定していますが、土地購入費は年度によってバラツキがあります。

これから、粗利率の悪化は土地購入費の上昇が要因だろうと考えます。
ここで思い出すのが関西の戸建て業者ファースト住建です。ファースト住建は業績予想を下方修正したんですが、その理由として土地購入費の上昇をあげているんです。
同じことがアーネストワンに起こる可能性は否定できないんですよね。


スポンサードリンク
さらに付け加えると、
1Qの粗利益率16.74%は15年度と同じ水準なんですが、15年度と17年度ではマンションの利益率が全然違うので、比較するのは危険なような気がします。
15年度マンション粗利率:15.5%
17年度マンション粗利率:23.7%


平成17年度の戸建てとマンションの粗利率を単純計算すると、
(17.7%+23.7%)/2=20.7%
となりますが、実際は19.5%と粗利率の悪い戸建てが1.2%押し下げている形です。
ここで1Qのマンションの利益率は23%、戸建ての粗利率は13%と仮定した場合、
(23+13)/2=18%
1.2%押し下がるとすると、16.8%になり、1Qの粗利率とイコールに。

戸建て13%というのはここ数年にはない低いレベルです。

ここからも売上原価の増加が原因ではないかと、想像できるんですよね。

今回2案がありますが、データが少なすぎるのでどちらとも断定することができません。
1案は楽観案、2案は悲観案ということになります。
どちらが正しいのか中間決算の発表が楽しみではあるんですが、保有株はどうすれば良いのか悩んでしまいます・・・。
スポンサードリンク