ダイヤモンドZAi5月号を読んで中国株&インド株への投資意欲が湧いてきている今日この頃ですが、中国株ファンドの投資成績ってどうなんだろう?と思い検証してみることにしました。

ZAiによると、過去3年で1番のパフォーマンスをあげたファンドの投資成績は+81%でした。
アクティブ型である以上、市場平均を上回っておかねばなりません。
そこで、代表的な指数であるハンセンH株指数と比較してみます。

      02.2 05.2
H株指数 1900 4900
香港ドル 17.0 13.4

騰落率=(4900/1900)×(13.4/17.0)=203.3%
という計算になり、パフォーマンスは+103.3%

ファンドよりH株指数の方が断然勝っているんです!!
最近は、ハンセンH株指数ETFがありますが、アクティブファンドを買うよりETFを買った方がパフォーマンスが良い事になります。

手数料も
     取引手数料 信託報酬
 ETF 1%以下   0.4%〜1.15%
ファンド 2.1%   2.1%
となっており、ETFの方が断然お安くなっています。

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上記によりファンドとETFを比べた場合、ETFの方が良い商品だという事がわかりました。
では、ETFと個別銘柄についてはどうでしょうか?

私は、情報をほとんど得られない中国株への個別銘柄への投資は難しい、と考えています。
中国株関連の個人投資家のサイト・ブログは数多くありますが、その投資銘柄については似たような銘柄しか見かけません。
日本でいうソニーやトヨタのような大型優良銘柄が投資の対象となり、T&Gやフージャースのような小型割安成長株への投資は非常に難しいように思います。

大型株に投資する、という事は中国市場全体に投資する事とさほど変わりなく、それならばETFを買った方がリスクとリターンのバランスが一番いいのではないかと考えます。

実際、個人投資家を見て回った限りでは、インデックスを大きく上回る投資成績をあげている人はほとんどみかけません。


インド株についてはファンドを購入するしか手がありません。
HSBCインドオープンが実績があるようなので、買うとしたらこれになるでしょう。
しかしながら、ファンドは手数料が高いです。3年後の解約コストは約10%になるんですから・・・。
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